県リーグが再開して、大事な2連戦。
1戦目はチーム力を考えると勝ちたい相手。ですが、県リーグは所属エリアを超えて同等の力ながら多様なチームとの試合になるので、足元をすくわれる可能性もあります。
休日でしたが、日中は暑すぎるので観戦に行かないで、たー君の結果報告待ちで、「勝ったよ」という良い報告が聞けて、まず一安心。
翌週に2戦目で、このチームは10年くらい前にサッカーマガジンとかメジャーなサッカー雑誌に特集されてトレーニング風景の解説なんかが載ってたチーム。
たー君がまだ小さくて、その頃は2戦目のチームのグランドの近くに住んでいたので、「たー君はこの街クラブに入らせよう」と考えていました。
現在は県1部と2部を行ったりきたりしているようですが、有名だし、たー君のチームよりも力が上です。
2戦目のチームから勝点3を取れれば、非常に大きいです。
2戦目はナイトゲームで、夏の日射しは関係ないので、観戦に行きました。
「試合会場では会いたくないから、来ても見えないところにいて」とたー君には言われていますが、会場に着くなりバッタリ会ってしまいました。
「まじかー」という顔をするたー君でしたが、「走れよ!きつくなっても最後まで厳しくいけ!」と強めに言うと、
「おけ!」
とLINE のように返事をしてくれました。
ママと娘2人の女子3人組と観戦。
ミニスタンドに座って、人工芝でナイターのカクテル光線に照らされたピッチに両チームの選手が整列して入ってくると、娘達が、
「アオアシみたい!」
と女子はテンション上がってました。
夜風で気持ちよいけど、蒸し暑いコンディションの中、キックオフ。
始まった瞬間からボールを相手陣地に蹴り込んでお互いバッチバッチにボールの奪い合いのカオスです。
公式戦は去年の秋ぶりに見ましたが、両チーム170cmを超える選手達が並んで、たー君チームのDF は175cmが二人。キーパーは180cm。たー君は170cm超。
前線も中盤も最終ラインの攻防も密度が上がって試合の迫力が増していて驚きました。
5分もすると両チームの選手が肩で息をしています。1試合持つのか?
最初に相手チームが決定機で、これはキーパーが落ち着いてセーブ。
その後はたー君含め、DF 陣が速くて強くて巧い相手FW陣 に慣れてきて抑えれるようになると、それまで空気で今日は不発の日かと思われたたー君チームの絶対的エースが徐々に力を見せ始めます。
絶対的エースが相手に挟まれてもそこでトラップして前向くかというプレーでタメを作って今度はたー君チームが押し気味に。
そして、たー君チームの絶対的エースがいよいよキレキレに。
ママが「今日は凄みがあるね」というと、神出鬼没なオフザボールから決定機を決めきれず。0-0で前半終了。
後半始まる時、相手ベンチから、
「全員交代ね」と聞こえました。
後半のピッチに入ってくる相手チームの選手の肩幅が前半の選手達より一回り大きくなっています。前半はBで、後半がA かな?前半も強かったんだけど・・・
キックオフ前のポジションも最終ラインが高い位置にセットされて、前線から最終ラインまで5m くらいのコンパクトさ。
「前で奪えるし、ボール取られないし」という圧が丸見えで、ピッチの雰囲気が変わりました。
後半の相手チームは中盤でのボールキープの場面では、手の使い方体の使い方が上手くて、つなぐ場面、進入してくる場面にメリハリがあります。
逆にそれが良かったのか、たー君のチームも一息つきながら、局面局面で対応して、中盤でもボールが落ち着くようになってきました。
そんな状況から、サイドに展開して、絶対的エースが2人に挟まれてもこじ開けるように突破して、当たりそこないのセンタリングをあげました。
それがコロコロとタイミングを外すように相手DF の間を抜けて、味方FW もタイミングが合わなくて、逆サイドに抜けてくところを、長い距離を走ってきたサイドの選手がフリーでダイレクトシュート。
これも当たりそこないで、相手キーパーのタイミングが外れて、コロコロとゴールに吸い込まれました。1-0。
直後に飲水タイム、そして突然ザーッと雨。集中力が切れる場面でたー君のチームに危ない場面が連続します。たー君も競り合い、カバーリング、最後のところで体を寄せて奮闘して、守っていました。
その後はオープンな展開になって、あちこちにスペースもできてカウンターの打ち合い、走り合い。5分5分の状況の終盤で、たー君に対しても、DF 陣にもベンチから
「セット崩さない。集中して対応」
「がまん!がまん!」
とよく指示が出ていました。
そのまま1-0で試合終了。
両チームの選手ともへたれこんでいました。
大事な2連戦で2連勝。
勝ちが見れて嬉しかったですが、腰の怪我を乗り越えて復帰できた姿が見れた安心感が強かったです。