運動神経中の下の子が少年サッカーするってよ。

小2からサッカーを始めた運動神経イマイチなたー君(中1)の、ジュニアユースでの自然体なフットボールライフのブログ。

無双する

 たー君が無双しています。

 

 スクールに限っての話しですが。

 

 我が子が無双しているという記事には憧れていましたが、ジョカトレFCの現状を見れば序列は下の方です。

 頑張ってAチームに入って欲しいなと考えていましたが、差はまったく縮まりません。広がっています。

 

 スクールは、9人います。5年生3人、4年生4人、3年生2人が同じ練習メニューをやっていて、最後の3対3のミニゲームになるとたー君は無双します。

 

 しかし、それまでの練習メニューでは、3年生2人に負けることも多いです。

 今回はこの負ける方の原因について書きます。

 

 たー君が通っているサッカースクールは、何の練習をするかというと、脳の働きと体の扱い方の能力を向上させるスクールです。

 たー君が通っているスクールを脳と動スクールと呼ぶことにします。

footballhajimel.hatenablog.com

 

 

 その練習メニューのひとつを取りあげると、右サイドのサイドラインから左サイドのサイドラインまで6タッチで行って、8タッチで戻ってくる(タッチ数は毎回違う)というのがあります。

 

 これは、個々の歩幅、タッチの間合い、ドリブルスピードの感覚の精度によって正確にできるかできないかが分かれてきます。

 3年生でも脳に自分の歩幅とタッチの間合いとドリブルスピードが刻まれていれば精度よくできます。

 ミニゲームで無双するたー君は、5タッチになったり、9タッチになったりして、タッチ数が合いません。そもそもドリブル1タッチ毎が等間隔にならないので、いつまでたってもやり直しでトレーニングでは最下位です。

 

 これがサイドラインからサイドラインだけでなくて、自陣ゴール前からセンターサークル、センターサークルから相手ゴール前、センターサークルからコーナーまでと往復する場所が変わったり、タッチ数を変えるなどして、練習内容に変化を与えます。

 

 スクール生は、「できたー」とか「間違えたー」とか言ってやっています。たー君はまゆげを八の字にして考え込んだような顔で何度もやり直しします。

 

 スクール生は何も考えてないかもしれませんが、実は、スクール生個々人が、自分の歩幅とドリブルスピードで何タッチで自陣ゴール前からセンターサークルまで行けるか、センターサークルから相手ゴール前まで行けるかを身につけることにつながっています。

 

 ワールドカップロシア大会。

 日本対ベルギー戦。

 ロストフの14秒で、自陣ペナルティエリア付近でクルトワからボールを受けたデ・ブライネがセンターサークルまでの自分のドリブルの距離感の中で、何を探して、崩せるイメージを何個見つけていたのでしょうか。

 

 脳と動スクールのドリブルクラスに通っていますが、このスクールでは、ドリブルを運ぶだけでなくて、いくつかのタスクに分けていてそのひとつが「探す」です。

 

 たー君が無双しているの書き出しから始まった今回の記事が、ロストフの14秒の話しになり、終わりに来てかなり内容が変わりましたが、次回は、脳と動スクールで学んでいる「探す(=認知)」について書きたいと思います。