キック&ラッシュのサッカーは走れてなんぼです。
速く走る、攻守の切り替えを速く、長い距離を何度も、試合が終わるまで走り負けれない。
たー君がジュニアの頃にジョカトレFC のジュニアユースの練習試合を見た時に、とにかく走ってからボールが出てくる、ボールが出て走る戻るを繰り返すサッカーをしていたので、足の遅いたー君には合わない、無理だなと思いました。
それが今はU 13ではスタメンで使ってもらえています。
その理由は、普通のスピードで走れるようになったのと、長い距離を走るのが得意、攻守の切り替えも意外に速いことを、1試合通して集中力高くできているからだと思います。
走れるようになったことが大前提で、スタメンで出れるし、足が遅かった頃に身につけたトラップ、ドリブルなんかは走る基本速度が上がったことで、プレースピードも底上げされました。
よく言われるフィジカルが伸びてプレーのレベルが一段階も二段階も上がる成長期マジックです。
足が遅かったジュニアの頃も、相手との五分五分のボールに先に触って相手を外せました。けど、その後初速がモタついて、ボールをつつかれてすぐ五分五分に戻されました。
足が速くなったり、初速が伸びるようになったので、相手との五分五分のボールの取り合いで、先に触って相手を外したところからボールも持てて、パスをつないで、味方の攻撃開始につなげられます。
他にも成長期マジックを見せることは多々あります。
どうして足が速くなったか?
これは突然変異です。突然スピードにのる走りになりました。
成長期マジックに期待をするから、体が小さくても我慢して基礎技術を身につけるべきという声は多くあると思います。
けど、成長期マジックは突然変異だと思います。
サッカーイマイチだったのが、体が大きくなったり、運動能力があがったりして、夢見たスーパープレーを連発する我が子になるかは蓋を開けてみないと分からないと思います。
とはいえ、ジュニアの頃、たー君がそれなりに走れるようになれば、プレーもそれなりに変わるのになと期待していました。
たまたまそれなりに速くなって、相乗的に基本技術のプレースピードがそれなり以上になりました。
遅かったジュニアの頃は歩いていても通用するプレーを親子練習で取り組んでいたこともあったので「遅くて、効き目のあるプレー」がベースにあります。
それが活きて「それなりに速い」プレーのペースチェンジで、緩急の落差が大きい独特なプレーリズムを自然と見せています。
遅いことが原因で難易度が高くなっていたプレーが、容易になっているし、遅い頃から頼みの綱にしていた難易度高めのプレーが、ボールに近づく一歩が速くなったので、0.1秒の余裕が生まれて難易度が下がったプレーに見えます。
足が遅かったジュニアの頃に、少しでも足が速くなって欲しいと、親として心がけていたことがあります。
それはまた次回。